蔵の街に佇むノスタルジーな古民家カフェ「La Vie Lante(ラビラント)」開業のきっかけはタルトタタン!「ゲストハウス蔵」併設@長野県須坂市

 風情ある蔵造りの建物が軒を連ねる長野県須坂市の中心地。かつて紳士服の仕立て屋だったという大きなガラス張りの古民家が、いまから12年前に現在の「La Vie Lante(ラビラント)」として営業を開始。
往時と変わらないくぐり戸を抜けて店に入ると、味のある家具を配した温かな空間が広がります。店主の山上悦子さんは、京都「ラ・ヴァチュール」の名品・タルトタタンに魅せられ、試行錯誤を重ねて味を再現。このタルトタタンを須坂でも味わってほしいという想いが、カフェを始めるきっかけになったのだそう。地元のりんごで作るため、残念ながら今季のタタンは終わってしまいましたが、その後はさわやかに香るレモンケーキやアートのようなティラミスで楽しませてくれます。

窓の外に目をやると、趣あふれる登録有形文化財の築地塀や石垣が見え、ノスタルジック。ラビラント=やさしい人生という名の、どこか異国情緒漂うカフェには、穏やかでやさしい時間が流れています。

「タルトタタン」ドリンクセット1400円
須坂産のりんごを使い、大きな鍋で7時間じっくり焼き上げます。キャラメルのようにほろ苦く深い味わいにファンも多い名物スイーツです。※2024年は3月でシーズン終了

「レモンケーキ」400円
しっとりスポンジとシャリッとした砂糖衣が口の中で溶け合うレモンケーキ。すりおろしたレモンの皮もいい香りです。

「ティラミス」500円
ご近所のイタリアンレストラン「il vico」特製ティラミス。とろりとなめらかなマスカルポーネクリームが絶品です。

「レモンスカッシュ」550円
広島・瀬戸田のレモンと甜菜糖だけで作るマーマレードに炭酸を注いだ、甘すぎない大人のドリンク。控えめな甘さ、さわやかな苦味ですっきり!

コーヒーは、店主の息子さんによる小布施「こつこつ 豆と器」の焙煎豆を使い、ハンドドリップで丁寧に抽出。「ミディアムロースト中煎り」500円

古い家具は敷地内の蔵に眠っていたもの。フランスの蚤の市で買ったカトラリーや作家の器にもときめきます。

須坂市の中心地。情緒ある古民家にはカフェと雑貨店とゲストハウスがあります。


目次



同じ敷地内にある雑貨店「Sketch in-hike-」と「ゲストハウス蔵」

カフェと共通のくぐり戸を抜けると、奥の庭に立つ蔵が雑貨店「Sketch in-hike-」に。台所や掃除用品など暮らしにまつわる道具や、日常を楽しくしてくれる生活雑貨がそろいます。

カフェと同じ建物には娘の万里奈さんが営む「ゲストハウス蔵」。カフェと隣接するラウンジでは、海外のゲストとローカルたちが語り合う風景も。ラウンジで提供するコーヒーなどのドリンクや、ゲスト限定の朝食も、こちらのカフェで手がけています。


※この記事は長野Komachi2024年6月号カフェ特集に掲載されたものです

La Vie Lante(ラビラント)
●住所
長野県須坂市本上町39 
●電話
090-4461-4961
●営業時間
金・土・日曜 12:00〜16:00(15:30分LO)
●定休日
月〜木曜
●席数
10席 
●駐車場
4台
●Instagram
https://www.instagram.com/la.vie.lente/

よかったらシェアしてね!
目次