長野県上伊那郡箕輪町で10年以上にわたり親しまれてきた、ブリトーとタコスを主に提供するメキシコ料理店「5884」が、2025年5月1日に「Burrito y Tacos 5884」へと名前を改め、リニューアルオープンしました。
オーナー・小林さんは、オーストラリアで、2年間メキシコ料理店の厨房を任された経験から本場の味にこだわっています。同店では、国産とうもろこしを使用し作られた本格的なトルティーヤで、ブリトーとタコスの本格的な味を提供。ランチタイムにはブリトーとタコスそれぞれにスープやサラダ、デザート、ドリンクが付いたお得なセットも用意。

トルティーヤの食感と風味にこだわり

メキシコ料理と聞くと、まず「タコス」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし「ブリトー」となると、コンビニの商品を想像する方も少なくないでしょう。オーナーの小林さんは「ブリトーとタコスの違いは何ですか?」という質問をよく受けるそう。基本的には、生地「トルティーヤ」で具材を包めばブリトー、挟めばタコスになるのだとか。

同店のタコス用トルティーヤは、国産とうもろこしが8割、小麦粉を2割でブレンド。何度も試作を重ね、パサつかず、ちぎれにくい、もちもちとした食感と風味豊かな生地に仕上げています。これが、お店のこだわりの一つ。
タコス、ブリトーは単品でも注文可能。1つ400円~
ランチには人気のセットを

ランチタイムには、ブリトーまたはタコスが選べるお得なセットメニューが登場。
「ブリトーセット」1,700円
7種類の具材から選べるブリトー、サラダ、スープ、デザート、ドリンクが付きます。
「タコスセット」1,700円
サラダ・スープ・デザート、ドリンクに加え5種類の具材の中から2種類のタコスを選ぶことができます。
※タコス、ブリトーは単品オーダー可能。400円~
地元の食材を取り入れた創作メニュー

ブリトーの具材は、チキン、ポーク、チョリソー、ビーンズなどの7種類から1種類選べます。中でもオーナーおすすめの具材は、チキン。ブリトーにサワークリームとアボカドがたっぷり盛られた上にライムを絞り食べる一品。
そしてタコスでは、チキン、ポークの定番具材に加えなど5種類の具材から2種類選べます。おすすめは信州味噌を使って仕込んだ挽肉のチリコンカン。辛さを抑えてあり、子どもにも人気のメニューです。地元の食材を活かした独自のアレンジは、他にはない魅力で、パクチーが苦手な方にも配慮し、あえて使用していない点も特徴です。
日常の食卓にも、ブリトーとタコスを

オーナーの小林さんは、東京の多国籍ダイニングで経験を積み、ワーキングホリデーで訪れたオーストラリアで、2年間メキシコ料理店の厨房を任された経験を持ちます。帰国後、29歳で地元・箕輪町に戻り、「自分にとって馴染みのあるブリトーとタコスを地元に広めたい」という想いから開業しました。オープンから13年が経ち、「もっとわかりやすく、親しみやすく」という思いを込め、今回のリニューアルに至りました。
「ブリトーとタコスは、“包む料理”として、さまざまな人の想いを込められる料理だと思っています。地元に愛され、いつか当たり前に食卓に並ぶような存在になれたら嬉しいです」と小林さん。

テイクアウトでは、あつあつのブリトーとタコスの他に、真空パックのブリトーも販売。さらに、県内のカフェなど3店舗に卸すなど、多方面に広げています。さらに今年からは、麻績村の農業委員会と協力し、「信州産とうもろこしでトルティーヤを作るプロジェクト」も始動。10種類のとうもろこしを試験的に栽培し、100%信州産とうもろこしで作るトルティーヤの実現を目指しています。
(ブリトー・タコス5884)
●住所
長野県上伊那郡箕輪町中箕輪8445-1
●電話
0265-79-6257
●営業時間
11:30~17:00(16:30LO)
●定休日
不定休
●席数
20席
●駐車場
なし
※ゆとろぎ別館駐車場使用可能
https://www.instagram.com/burrito_y_tacos5884/
●HP
https://room5884.com/