松本県ヶ丘高校の生徒4人が、安曇野市の菓子店『丸山菓子舗』と共同で、そばを使った「ようかん」を開発・商品化しました。高校の「探究学習」からスタートした取り組みで、試行錯誤の末、納得の味に仕上がり、いよいよ販売されることになりました!

探究学習から始まった商品開発
「ようかんプロジェクト」のメンバーは瀧澤健斗さん、宮下侑來さん、荒良木陽さん、上原蒼佑さんの4人。2024年4月に高校の探究学習「信州学」をきっかけに、特産品のそばをPRし、地元を盛り上げようと構想を練り始めました。「新しい食べ方を」と考え、8月に「丸山菓子舗」を訪問。当初は「チュロス」や「シフォンケーキ」などのアイデアもありましたが、店側のアドバイスもあり、「ようかん」を共同開発することになりました。

試行錯誤の末、「香り」を活かすことに成功!
4人は仕入れ先も開拓。そば粉は「信州SOBA農房かまくらや」(松本市)から仕入れることにしました。その後、打ち合わせを経て、2025年2月、実際に「ようかん」を試作しました。そば粉を「ようかん」に使うには、火を通す必要がありましたが、そうすると肝心のそばの香りが飛んでしまうという課題に直面。4人はそば粉の配分の再調整などを提案しました。
5月に再び試作。4人も鍋で餡とそば粉を煮込む作業、餡が冷えて固まる前に型に流し込む作業を体験し、菓子作りの大変さを実感したと言います。この試作では、そば殻付きのそば粉も使用。すると、適度にそばの香りを感じることができました。手応えを得た4人は、糖度を変えたバージョンなども作り、高校で友人から意見を聞くなどして、最終調整。そばの風味を生かした「ようかん」に仕上がったということです。

11月1・2日に限定販売 探究は続く…
「信州そばようかん」は、2025年11月1日(金)と2日(土)、 「里菓抄まる山 富田店」(安曇野市穂高)で開催される「丸山菓子舗」の大感謝祭のブースで販売されます。当日は4人も店頭に立ってPRします。
実は商品パッケージもメンバーが考案した完全オリジナル。買った人に感想などを聞くアンケートのQRコードを付けます。その結果を今後の商品開発や探究活動に活かしていくということです。
高校生のアイデアと行動力が生んだ「ようかん」。ぜひ、ご賞味を!

販売 11月1日・2日 9:30~16:00 ※無くなり次第、販売終了
価格 1個320円
場所 里菓抄まる山 富田店(安曇野市穂高有明9982-7)※穂高マーケットフロンティア「フロンティ」内
 
 