【しあわせバイ信州Must buy items #21】鹿肉カレーや、信州素材を使ったアレンジメニューで長野市の飲食業界を牽引する株式会社東翔@長野県長野市

1986年、長野駅前にオープン。昭和から平成、そして令和と、時代の変化を見つめながらも、今も変わることなく長野駅前で営業し続けているのが株式会社東翔が営む「ウインズ長野店」です。現在では「cafe winds daimon」「信州門前ベーカリー蔵」など、長野市内で7店舗を経営。長野市の飲食業界を牽引するといっても過言ではない株式会社東翔の代表・田中さんに「しあわせバイ信州」に対する想いなどをお聞きしました。

左が田中さん、右はcafe winds daimon店長の荒井さん

スパイシーで滋味深い「しなの鹿カレー」のレトルトを新発売

“お客さまにおいしい料理と笑顔を提供する”を合言葉に、約40年、長野駅前の飲食業界を盛り上げているウインズ長野店。地産地消に力を入れ、長野県産の素材を使った料理を提供しています。

「観光客の方も多く来ていただけるお店なので、できるだけ長野県産のものを使いたいと、信州サーモンや信州オレイン豚など、信州ブランドを使っています」と田中さん。また、業務提携しているホテルでは長野県産の食材を使った朝食や宴会料理などを手掛け、善光寺のすぐそばで営業するカフェやベーカリーでは、地産地消にこだわったメニューを取りそろえています。

そのなかで今回Must buy itemとして注目したのが、信州で獲れた鹿肉を使った「しなの鹿カレー」です。ウインズ長野店、cafe winds daimonなどでは、以前からメニューとして提供していたのですが、2025年1月にレトルトタイプが新登場。お手軽に信州の味覚を味わえるとあって、お土産にもぴったりのアイテムです。

開発のきっかけは、「信州山肉プロジェクト」の猟師・宮川さんとの出会いから。

農家の作物を荒らす獣害被害対策として鹿の捕獲を行っている宮川さん。 “命を無駄にしない。命をいただく”という考え方に共感したと田中さん。「ジビエ肉に対する、硬いとか臭いなどのマイナスイメージも払拭したかった。カレーだったら食べやすいし、そういうイメージを持っている人でも一回召し上がって頂き自分のイメージを作って、抵抗なく食べられるんじゃないかなと思ったんです」。

15種類ほどのスパイスを使って、じっくり煮込んでいるので鹿肉は驚くほど柔らかくジューシー。「硬すぎてはいけないし、煮込みすぎてもいけないし、火の通し方が難しかったです」と田中さん。

「しなの鹿カレー」はウインズ長野店、cafe winds daimon、信州門前ベーカリーにて700円で購入可能。今後は土産店などでも販売する予定です。

各店、創意工夫に富んだアレンジメニューを提供

「宮川さんの鹿肉は、品質が違う」と田中さん。なるべくストレスなく捕獲し、素早く処理をする、この下処理の的確さで鮮度が変わり、鹿肉の味わいが違ってくるそうです。

ベースのカレーは全店舗同じですが、それぞれの店で特色あるアレンジで提供しています。信州門前ベーカリーではゆで卵と自家製野沢菜と一緒に味わう「しなの鹿カレー」として。cafe winds daimonでは、素揚げした野菜をたっぷり入れて五穀米と一緒に提供。そしてウインズ長野店では生パスタにカレーをかけるメニューなどバリエーションも多彩。全店舗、食べ比べてみるのも楽しいですよね。

鹿肉を使ったメニューはほかにもそろっており、写真はcafe winds daimonで味わえる「しなの鹿の低温調理サラダ仕立てガレット」(スープ、ドリンク付き1,800円)。低温調理で柔らかく仕上げた鹿肉のローストで、自家製のベリーソースとほどよくマッチ。黒姫産のそば粉を使ったガレットと一緒にいただく食べ応えある一品です。珍しい&ジューシーな鹿ソーセージも提供しているのでぜひお試しを!

「しなの鹿の低温調理サラダ仕立てガレット」(スープ、ドリンク付き1,800円)

信州門前ベーカリーの信州産小麦を使ったパンやカフェメニュー

善光寺のおひざ元、築120年以上の蔵を改装したパン店、信州門前ベーカリーでは、信州産小麦粉100%と、北アルプスの天然水を使った食パンが評判です。「いわゆる高級食パンによくある、バターをたっぷり使った甘い系の食パンではなく、素材にこだわっているので小麦の味を感じられる食パンです。トーストにしてもとってもおいしいですよ」と田中さん。

ほかにも、地元にある老舗製あん所のあんこを使ったあんぱんや総菜パンなども人気です。また信州門前ベーカリーはイートインもできるので、信州福味鶏や自家製野沢菜、信州りんごなどを使ったホットサンドメニュー、しなの鹿カレーライスもそろいます。「ホットサンドは素材の味を生かすためにホットサンド用に食パンを作っているんですよ。こちらも信州産小麦粉100%で作っています」。

ほかにも、長野電鉄長野駅構内隣にある立ち食いそば・うどんのお店「そばうどん しなの」 、駅前にある「長野東急REIホテル」と「相鉄フレッサイン長野駅善光寺口」の朝食、宴会なども手掛けています。ホテルは観光の方の利用も多いので、そばやおやきなどといった郷土料理も提供し、長野県の魅力を伝えています。

「信州は野菜や果物、そのものがおいしいので。都会の人たちが来ると『サラダがおいしい!』って喜んでくれるんですよ」。

地産地消はもちろん、命を無駄にしないジビエ料理の提供やフードロスなどにも積極的に取り組んでいる東翔グループ。我々は食べることで応援! これからもおいしい料理で私たちを笑顔にしてくださいね♪

■株式会社東翔
https://www.tosho-foods.com/

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