「しあわせバイ信州」は、お買い物の合言葉。
『しあわせバイ信州運動』
県内産の農畜産物、お酒や味噌などの発酵食品、家具や衣類、調度品など。長野県で作られているさまざまなステキなモノたちを買って、長野県を元気にしよう!という取り組みです。合言葉は「#バイ信州」。
今回ご紹介する『Must-buy items』は、松本市にあるセントラルパック株式会社が作る「喫茶山雅カレー」。
松本を中心とした中南信エリアの市町村をホームタウンとして活躍するサッカーチーム松本山雅FCの発祥の地ともいえる「喫茶山雅」のオリジナルカレーとして開発された商品です。
2017年「喫茶山雅」を松本市緑町に40年振りに復活した際、喫茶店で誰もがおいしく食べられる名物カレーとして開発。チームカラーの緑とマスコットのガンズくんが目を引くパッケージです。
目指したのは“喫茶店のカレー”。「喫茶山雅カレー」開発への道のり。
年々ブラッシュアップを重ねている「喫茶山雅カレー」。一番はじめに作られたのは2017年。松本市緑町に「喫茶山雅」が再オープンしたときでした。当時、喫茶山雅の料理を作っていたのはフランス料理のシェフ。“喫茶店のカレー”として提供するには、食べ慣れている味であることが絶対条件だったのですが、少し上品になりすぎてしまい、なかなか「これだ!」という味に行きつかなかったそうです。
そこで白羽の矢が立ったのが、松本山雅FCの現社長・小澤さんらからの依頼を受けたセントラルパック株式会社の青木さんです。某有名企業から地元のスーパーまで、さまざまなレトルト食品の開発から製造までを手掛けている会社なだけに「こんな感じに」というオーダーにも瞬時に対応。見事、開発へとこぎつけました。
国民食ともいわれ、ほとんどの人が大好きなカレー。
「反町監督時代に松本山雅FC選手のリカバリー食としても取り入れられましたので、味を変えることなく、うま味調味料を使わず、素材の美味しさを楽しめるよう、改良も行いました」と青木さん。
また、2017年の発売当初から小澤さんらの強い要望もあり、隠し味にコーヒーを入れています。
「喫茶店といえば、カレーとコーヒーというイメージですよね。あとコーヒーを入れることで味に少し深みが出ているという方も多いですよ」と青木さん。
2022年には県内産素材に変更し、さらにブラッシュアップ!
そして2022年、素材のたまねぎ、牛肉を信州産のものに変更。また、塩尻市からうまれた青大豆「あやみどり」をカレーソースに加えました。毎年、松本山雅農業プロジェクトとして地域の皆さんと一緒に栽培している「あやみどり」。昨年は収穫数が少なく、今年(2024年)製造分に使用するものは松本山雅農業プロジェクトで栽培したものではないとのことですが、県内産の「あやみどり」を香ばしく煎り上げ微粉砕したものを入れることで、味に奥行が生まれるそうです。
味はお子さまからご年配の方まで、幅広く食べられるよう「中辛」に仕上げています。
「もともとカレーは好きなのでよく食べますよ。おすすめの食べ方…、シンプルに炊きたての長野県産米にかけて食べるのがベスト! 飽きがこないよう作ってあるので、毎日でも食べられるカレーです」(青木さん)。
お話してくれた青木さんは「サンプロアルウィン」に通ううち、自身の健康にも目覚めたそうで、毎朝ひと走りしてから出勤。週末は少し距離をのばして走り込んでいるそうです。
選手のみならず、青木さんのリカバリー食としても「喫茶山雅カレー」は一翼を担っているんですね。
■購入場所
喫茶山雅、松本山雅FC試合会場、松本山雅FCオンラインショップ
■セントラルパック株式会社
https://www.centralpack.co.jp/