連日、満席!メニュー50種類以上 90分間食べ放題 道の駅「野菜ビュッフェレストラン」地元農家も応援

特集は地元の農家を応援するレストランです。長野県豊丘村の道の駅に地元の野菜だけをビュッフェ形式で提供するレストランがオープン。連日、満席の人気ぶりで、野菜を出荷する農家の期待も高まっています。

新鮮な野菜 ビュッフェスタイル

ズッキーニやアスパラガスの「揚げびたし」

ズッキーニやアスパラガスの「揚げびたし」に、野菜がたっぷり入った「スパニッシュオムレツ」。
色とりどりの新鮮な野菜も並びます。

色とりどりの新鮮な野菜が並ぶ

松川町から:
「繊細でとてもおいしい」

下條村:
「(野菜は)家だけではあまりとれないのでうれしい」

菜園ビュッフェレストラン「VEGE-FULLKITCHEN」

こちらは豊丘村の道の駅「南信州とよおかマルシェ」。

レストランがリニューアルし、9月27日、「菜園ビュッフェレストラン べジフルキッチン」としてオープンしました。
店名が示す通りビュッフェ形式で野菜にこだわったメニューを提供しています。その数、50種類以上。

90分間の食べ放題・飲み放題のコースの他、平日限定でワンプレートに好きなものを盛って味わえるコースもあります。

※ビュッフェ(90分)一般2000円、小学生1000円、未就学児無料、ワンプレート(60分)※平日限定 一般1200円、小学生600円、未就学児無料

連日、満席「うれしい悲鳴」

10月5日はオープンして40分ほどで満席

にぎわわう店内。

10月5日はオープンして40分ほどで満席となりました。

レストラン運営 豊丘村観光協会・長谷川雅 事務局長

レストラン運営 豊丘村観光協会・長谷川雅 事務局長:
「正直、予想していた以上、お客さまに来ていただきまして連日、満席が続いてる状況。うれしい悲鳴ですね」

「地産地消」地元の農家が協力

ビュッフェスタイル

人気の理由はビュッフェスタイルと野菜の新鮮さ。
実は全ての野菜や果物を村内または近隣町村の農家から直接仕入れています。まさに「地産地消」です。

契約農家の川野房子さん

契約農家の川野房子さん(62)。
収穫しているのは金時草です。水前寺菜とも呼ばれ、石川県では伝統野菜の一つとなっています。


「葉の後ろが紫なのが特徴でゆでたり、天ぷらにしたりして食べます。野菜を育てることは好きなので楽しいです」

川野さんの家庭菜園

川野さんは12年ほど前から、パートの仕事を辞めて親から受け継いだ10アールほど家庭菜園で野菜を育ててきました。
これまでは直売所へ卸したり、家で食べたりしていましたが新たにレストランへの出荷が始まりました。

農家・川野房子さん:
「とても励みになります。力になりますし自分が一生懸命作ったものを、村内外の方が来て食べてくれるのはとてもうれしいこと」

地元農家の励みに

道の駅「南信州とよおかマルシェ」

午前9時「道の駅」へ―。
この日、川野さんは金時草の他、ナスとオクラも出荷しました。

農家・川野房子さんとレストランのスタッフ

レストランのスタッフ:
「ナスがまだ欲しいけど、まだあります?」

農家・川野房子さん:
「ナス、固くなってきてる。まだあるだけど使ってもらえます?」
「うれしいです。助かります」

川野さんが出荷した金時草とナスやオクラ

農家・川野房子さん:
「地元の農家の励みになるようなレストランであって、なおかつ地元のシンボル的な施設になってほしい」

ジャガイモを出荷した農家

他の農家もー

村内の農家:
「おはようございます。ジャガイモ持ってきました」

レストランのスタッフ:
「何キロある?」

村内の農家:
「10キロ10キロで、20キロ」

農家が出荷したジャガイモ

村内の農家:
「地産地消ができるのはいいですよね。いろんな野菜が出せるのが結構、作りがいになってくると思う」

主に村内の農家の野菜を使用

契約農家は川野さんのような家庭菜園レベルの農家も含め現在、60軒以上に上っています。

豊丘村観光協会・長谷川雅 事務局長:
「地元の農家から直接仕入れていることで、超新鮮で超安全安心の野菜を仕入れることができるのが一番のコンセプトになる」

新たな「観光拠点」に

レストランを運営するのは村の観光協会

レストランを運営するのは村の観光協会。新鮮さだけでなく農家の販路拡大や遊休農地対策といった「農業振興」も目的として重視しています。

豊丘村観光協会・長谷川雅 事務局長:
「農業がなくなってしまう現状だったり(農家の)高齢化が進んでいる現状、これをなんとかしていかないと田舎自体の価値がだいぶ危ういのでは。そこを何とか助けることができないかなと」

川野さんが育てた金時草はボイルして

川野さんが育てた金時草はスチームコンベクションで「ボイル野菜」に。
収穫から提供までわずか4時間です。

「野菜ビュッフェレストラン」は好評

飯田市から:
「新鮮だし、今、物価が上がって野菜、特に高いから、こういうところでこんなに豊富に食べれるのでうれしい」

村内から:
「男性はあまり野菜を食べない。こういう機会にしっかりおいしい野菜を食べるのも健康的でいい。家庭とは違う調理方法もあるし、地元の野菜が食べられるのはとてもいい」

菜園ビュッフェレストラン「VEGE-FULLKITCHEN」

地元の新鮮な野菜にこだわったビュッフェレストラン。観光協会は農家を支えつつ新たな観光拠点にしたい考えです。

豊丘村観光協会・長谷川雅 事務局長:
「農家さんの助けになるのが一番のここのお店の思いになる。それをお客さまにも感じていただく場所にもなれば。このお店のために豊丘村に行きたいお客さまが増えてくれることが、われわれの望み」

~ARURA編集部よりひとこと~
天竜川沿いにある道の駅、周囲の景色も楽しんで!

菜園ビュッフェ VEGE-FULL KITCHEN
■住所 下伊那郡豊丘村大字神稲12410番地
■TEL 0265-48-8063 ※オープン間もなく大変混み合っているため、予約は受け付けておりません。
■営業時間 11:00~16:00(ラストオーダー14:30)
■定休日 年中無休(年末年始休業あり)※臨時休業はHPまたはInstagramでお知らせ
■料金 
《スタンダード》 ビュッフェ(90分)コース
【一般料金】2,000円(税込)
【小学生】1,000円(税込)
【未就学児以下】無料
平日限定 30分延長 500円(税込)

※情報は2023/10/20現在のものです

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