佐久市は、2005年4月1日に1市2町1村の合併により誕生し、2025年4月1日に20周年を迎えました。この記念すべき節目を祝い、前後半年間となる2024年10月1日から2025年9月30日までを事業期間として、様々な記念事業が実施されています。
この特別な年には、「SAKU♥SUKI(佐久がすき)」の想いのもと、改めて「食」の持つ力に注目が集まっています。佐久市には、地域の風土や歴史に根ざした多彩な食文化が息づいており、中でもラーメンをはじめとする「食」は、市内外の多くの人々に愛され、訪れる方々に佐久ならではの味わいやおもてなしの心を届けています。
近年、佐久市のラーメンシーンは信州において群を抜く盛り上がりを見せ、県外にまで評判が届くお店も登場しています。2020年代に入り全国的にラーメン店は飽和状態にありますが、佐久には県の枠を越えて評判を広める力があります。これは、各店が提供するラーメンの高い完成度によるものです。煮干しの旨みを丁寧に引き出した一杯、動物系の濃厚な旨味が特徴のガッツリ系、創作性に富んだ清湯ラーメン、クリーミーな鶏白湯など、どのお店も「ハズレなし」と断言できるほどの個性豊かな一杯を提供しています。
さらに佐久は、単なるラーメン店の集積地にとどまらず、文化としてのラーメンを育てています。ご当地味噌「安養寺味噌」を使ったラーメンの開発、高校生によるラーメン甲子園の開催、市長自らがSNSで地元ラーメンを発信するなど、自治体レベルでの後押しも行き届いています。
そんな佐久市が誇る人気ラーメン店の中から今食べるべき7店舗を長野こまちが厳選!ご紹介いたします。
INDEX
◆麺屋 花の名
◆ラーメン とりたま
◆食材工房 光志亭/お食事処 ととろ亭
◆中華そば やましげ
◆麺や 天鳳(てんほう)
◆麺匠 佐蔵 佐久店
◆麺処 くれしづき
①麺屋 花の名
がっつり系好き必見!濃厚スープがクセになる
人気のラーメン店「麺屋 花の名」は、G系ラーメン好きにぜひ訪れてほしい濃厚スープの専門店です。ゲンコツと背ガラを長時間炊き上げた超乳化スープは、コクと旨みがしっかり詰まっています。モヤシは「野菜増し」をコールしなくても1袋分たっぷりのり、味付きアブラとも相性抜群です。ボリューム満点ながら最後まで食べ飽きない一杯は、G系ファンから熱い支持を集め、佐久市ラーメンの注目店となっています。



(ハナノナ)
●住所
長野県佐久市猿久保667・5 ナリタビル1F
●電話番号
080-1382-5180
●営業時間
11時30分~14時、18時~21時(20時LO)※材料切れ次第閉店
●定休日
水曜、木曜
●席数
8席
●駐車場
12台
●公式HPまたはSNS
https://www.instagram.com/menya_hananona/
②ラーメン とりたま
女性も気軽に楽しめる鶏の旨み濃厚スープ
「ラーメン とりたま」は、女性ひとりでも気軽に立ち寄れる落ち着いた雰囲気のラーメン店です。鶏の旨みがギュッと詰まった濃厚スープはポタージュのようにまろやかで、醤油ダレや塩ダレを使い分けた個性豊かな一杯を提供。3種の味噌をブレンドした「心酔味噌ラーメン」も、地元はもちろん観光客からも人気です。佐久市で鶏ラーメンを味わうなら外せない名店です。



(トリタマ)
●住所
長野県佐久市岩村田2328・1
●電話番号
0267-67-8677
●営業時間
11時30分~14時30分、17時~21時 ※感染症対策中は変更の可能性あり
●定休日
不定休
●席数
28席
●駐車場
15台
●公式HPまたはSNS
https://www.ratorisaku.com/
③食材工房 光志亭/お食事処 ととろ亭
安養寺みそ×豚骨スープ!人気の安養寺らーめん
「食材工房 光志亭/お食事処 ととろ亭」は、地元食材を活かしたメニューが自慢のラーメン居酒屋です。名物の「安養寺らーめん」は、コク深い安養寺みそと豚骨スープを合わせた濃厚な味わいで、太麺と絶妙に絡みます。佐久市ならではのご当地ラーメンとして愛され、ランチや居酒屋利用のどちらにもおすすめです。安養寺みそラーメンを味わうならぜひ訪れたいお店です。



(コウシテイ/トトロテイ)
●住所
長野県佐久市中込3150・1 佐久一萬里温泉ホテル内 1F
●電話番号
0267-64-0155
●営業時間
光志亭:12時~15時30分(15時LO)
ととろ亭:17時30分~21時30分(21時LO)、日曜~21時(20時30分LO)
●定休日
光志亭:月曜、第3火曜
ととろ亭:第3火曜
●席数
72席
●駐車場
100台
●公式HPまたはSNS
https://www.deli-koma.com/dk/shop/?clid=1018168
④中華そば やましげ
煮干しの旨み炸裂!豚ガラスープの中華そば
小諸市の人気店「中華そば やまさだ」の暖簾分けした「中華そば やましげ」。煮干しの旨みを何層にも重ねたスープは、ひと口で風味が口いっぱいに広がり、パンチの効いた豚ガラスープが後を引く美味しさです。懐かしさと新しさを融合させた一杯は、小諸・佐久エリアのラーメンファンにおすすめの味わいです。煮干しラーメン好き必食の名店です。



(ヤマシゲ)
●住所
長野県佐久市臼田1389・1
●電話番号
0267-73-0288
●営業時間
11時~15時、17時30分~20時45分LO
●定休日
月曜
●席数
40席
●駐車場
15台
●公式HPまたはSNS
https://www.instagram.com/yamasige.sa10/
⑤麺や 天鳳(てんほう)
本家の味に信州の個性をプラス!
「麺や 天鳳」は、東京・中野坂上の名店「天鳳」で修業した店主が営む、芳醇な豚骨&背脂ラーメンの人気店です。本家の味を大切にしつつ、信州の素材や技を取り入れた一杯を楽しめます。太麺・細麺が選べるほか、自家製の一味で辛さも調整可能。「にぼしラーメン」などバリエーション豊かなメニューも評判で、佐久市で豚骨ラーメンを味わうなら外せない一軒です。



(テンホウ)
●住所
長野県佐久市中込3713・10
●電話番号
0267-62-3839
●営業時間
11時~14時30分、17時~20時30分LO
●定休日
水曜
●席数
44席
●駐車場
19台
●公式HPまたはSNS
https://www.slow-style.com/detail/394/index.html
⑥麺匠 佐蔵 佐久店
安養寺味噌と豚骨の濃厚スープ!
「麺匠 佐蔵 佐久店」は、地元で長年愛される味噌ラーメンの名店です。佐久の名産「安養寺味噌」を使った濃厚豚骨スープは、まろやかで奥深い味わい。一度食べれば忘れられないと評判です。観光客や地元客でにぎわい、羅臼昆布と湯浅醤油の中華そばなど、素材の旨みを活かした一杯も人気。佐久市の味噌ラーメンを代表する名店です。



(サクラ)
●住所
長野県佐久市中込2991・1
●電話番号
0267-63-7274
●営業時間
11時30分~14時30分(土・日曜、祝日~15時)、17時~21時
●定休日
火曜
●席数
48席
●駐車場
30台
●公式HPまたはSNS
https://profitsystem.co.jp/shop-saku
⑦麺処 くれしづき
10年の構想を込めた渾身のラーメン
「麺処 くれしづき」は、佐久市の塩ラーメンの名店として知られています。10年以上構想を温めた渾身の一杯は、3種の塩を使ったスープが鶏の甘みと魚介の風味を絶妙に引き立てています。真空圧力寸胴で旨みを余さず抽出した白湯ラーメンも人気で、塩分調整も可能な心配りがうれしいところ。佐久市で塩ラーメンや白湯ラーメンを探すならぜひ足を運びたいお店です。



(クレシヅキ)
●住所
長野県佐久市中込3466-5 ミヤザワビル1F北
●電話番号
0267-88-6447
●営業時間
11時~14時30分
●定休日
火曜(祝日の場合は変動あり)
●席数
16 席
●駐車場
10台
●公式HPまたはSNS
https://www.deli-koma.com/dk/shop/?clid=1021055
これからの佐久市は、ラーメンをはじめとする食文化を通じて、さらに多くの人々に親しまれ、訪れたくなるまちとして発展していくことでしょう。「SAKU♥SUKI」の心で、食がつなぐ未来を見据えたまちづくりが進められています。
なお、8月頃には第二弾として「スイーツ特集」も予定されています。佐久の多彩な食の魅力を引き続きお楽しみください。