茅野市にお店を構える『柚子の香（ゆずのか）』。
地元では宴会やお祝いの席に利用する人も多いという和食店ですが、実は海鮮料理が自慢なのです。今回は、信州で楽しめる新鮮な海の幸の数々を、毛織華織アナウンサーが堪能してきましたよ！
本マグロへのこだわり
『柚子の香』の魅力は、なんといっても新鮮な魚介類。
「場所柄、日本海と太平洋のちょうど真ん中の位置なので、両方の海の美味しいものだけを取り寄せることができるんです。」と語る店主。
中でも特に自慢なのが、大きな塊で仕入れる本マグロです。
「だてマグロ」と呼ばれる、愛媛県で育つブランドマグロを使っていて、クセがなく程よい脂のりが特徴です。
旬の魚が楽しめる寿司ランチ
「柚子の香」では、ランチタイムに寿司セットを提供しています。この日いただいたのは、握り寿司セット。
テーブルに運ばれてきた寿司を見て、思わず「輝いてる！」と声が漏れました。色とりどりのネタが美しく並び、まるで宝石箱のよう。
この日のネタは、だてマグロの中トロと赤身をはじめ、エビやイクラ、バッテラなど。さらに、氷見の寒ブリに寒ザワラなど、旬の魚も味わえます。
まずはマグロ。実際に口にしてみると、その言葉通りの味わい。口の中でとろけるような食感と、濃厚でありながらさっぱりとした旨味が広がります。
毛織アナ「このマグロ、おいしい。こんな内陸で美味しいマグロが食べられるなんて驚きです」
店主「天然マグロに比べて酸味が少ないのと、脂の乗りが非常に良いのが特徴ですね。」
次に気になるネタは、秋から冬にかけて旬を迎える「寒ザワラ」。
毛織「淡白だけれども、しっかりとお魚の力強い美味しさがありますね。
店主「寒ザワラは、冬になるとやっぱり脂が乗ってきて非常に美味しくなるのでおすすめです。今が旬なので、ぜひ味わってみてください」
旬の魚を味わえるのも、「柚子の香」の魅力の一つです。
和の技が光る鯛の粗煮は「おばあちゃんの味」
「柚子の香」では、生の魚だけでなく、和の技術を活かした料理も楽しめます。その代表が、鯛の粗煮ご膳です。
魚体２キロ以上の大物を使い、しょうゆや砂糖、酒などで、素材の味を引き出すよう煮付けています。
出来上がった鯛の粗煮は、まさに絶品。やわらかく煮込まれた鯛の身が、口の中でほろりと崩れます。上品な出汁の味わいが、鯛の旨味を引き立てています。
この濃いめの味付けは、ごはんとの相性も最高です。
「この料理は私の祖母から受け継いだレシピなんです。代々受け継がれてきた味を、お客様に楽しんでいただけるのが嬉しいですね。」と語る店主からは、おばあちゃんへの愛情が感じられました。
県外からもファンが来る！アジフライ
こちらは、県外から食べにくるファンもいるという、「天然アジフライご膳」。
鮮度にこだわった大きめのアジをサックリ揚げたボリューム満点のメニューで、自家製タルタルソースが良く合います。
『柚子の香』は、茅野市にいながら、海辺の町にいるかのような海の幸を堪能できる和食店です。
本マグロへのこだわり、旬の魚を使った寿司、そして和の技術が光る煮魚に、フライ料理。どれも丁寧に作られ、素材の味を最大限に引き出した逸品ばかりです。
山国信州で、これほど新鮮で美味しい海鮮料理が楽しめるのは、まさに驚きの体験。茅野市を訪れた際は『柚子の香』で、和の心と技が息づく海鮮料理を堪能してみてはいかがでしょうか。
住所：茅野市宮川長峰11400-21
電話：0266-75-2565
営業：11：30～14：30（LO14：00）、17：00～21：30（LO21：00）
定休日：月曜
ウェブサイト：https://yuzunoka.com/
Instagram：https://www.instagram.com/syunmi_yuzunoka/
