松本市立博物館の向かい側に佇む『百老亭(ひゃくろうてい)』は、創業から半世紀以上の歴史を誇る老舗中華料理店です。
シンプルながら奥深い味わいが人気のチャーハンや、地元名物とコラボした山賊チャーハンなど、独自の進化を遂げたメニューが人気を集めています。今回は驚きの料理の数々を、毛織華澄アナウンサーがご紹介します!
名物のチャーハンに山賊焼きで、美味しさ無限ループ
『百老亭』の名物といえば、まずはチャーハン。
横浜の中華街で城を積んでこの道30年という2代目のご主人が作るチャーハンが大人気です。
一見すると玉子とネギだけというシンプルな具材構成ですが、その味わいは奥深いものがあります。実は、このチャーハンに進化系があるのだとか。
「はい、おまたせしました」と運ばれてきたチャーハンは、想像以上のボリューム。チャーハンと相性抜群の「山賊焼き」がセットになっているのです!この「山賊チャーハン」は、地元の名物をより広めようと考案されたメニュー。多い日にはお客さんの8割が注文するという看板メニューに成長しました。
毛織アナ「食感はサラッとしつつ、お米のしっとり感も残ってますね。チャーハンだけでも十分美味しいんですけど、山賊焼きはサクサクでお肉がふわふわ。しっかりと味が付いてるので、チャーハンをかきこまずにはいられないですね。」
ご主人「チャーハンと山賊焼きの無限ループですね。笑」
驚きの一品!衝撃のミンハーキン
中華定番のサイドメニュー、餃子やシュウマイなども人気ですが、店主が特に推すのが「ミンハーキン」です。これは、エビの春巻きのこと。米粉の皮の中に、エビと豚の背油、そして上品な香りが特徴の黄ニラが入っています。
ご主人が横浜中華街での修業中に出合った料理で、はじめて食べた時「美味しさに衝撃を受けた」と語るほど、その味わいは格別。エビのプリプリとした食感、米粉の皮のサクサク感、そして黄ニラの上品な香りが絶妙なハーモニーを奏でます。
「百老亭」の魅力は、長年培ってきた伝統の味を守りつつ、新しい挑戦を続けている点にあります。チャーハンと山賊焼きを組み合わせた「山賊チャーハン」や、横浜中華街から持ち帰った技で作る「ミンハーキン」など、常に進化を続けているのです。
「お客様に驚きと喜びを提供したい」という店主の思いが、メニューの随所に表れています。
半世紀以上の歴史がありながら、新しい魅力を発信し続ける「百老亭」。松本を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。きっと、あなたも驚きの美味しさに出会えるはずです。
【住所】松本市大手2-3-10
【電話】0263-32-4220
【営業】11:30~13:30
17:30~20:30※売り切れ次第終了
【休み】月曜※不定休あり