夏の木曽エリアを満喫しよう!今回は「土曜はこれダネッ!」オススメの木曽路ドライブ旅を紹介。グルメや絶景スポットを巡ります。
木曽町の人気レストランへ 木曽牛を堪能
国道19号線を塩尻方面から南へ。最初に立ち寄ったのは木曽町のレストラン『aalto kitchen(アアルトキッチン)』。手作りブランコが目印です。

人気メニューは手ごねハンバーグ。ライスと一緒にアツアツのスキレットに盛られ、大きめの地元野菜も添えられています。ハンバーグは牛と豚の合いびきですが、昆布の粉末も使われていて、「旨みがを前に出るように」作られています。納得の味わいです。


続いて登場したのは「セイロ蒸し」。ふたを開けると、木曽牛とたっぷりの夏野菜。ポン酢、胡麻ダレ、昆布塩の三種類で味わいます。

薄切りの木曽牛は、噛んだ瞬間に「ふっ」と口の中でとろけるような柔らかさ。脂の甘みも加わって絶品です。

新名物⁉ ビターな「百草スイーツ」
最後に紹介するのは店の新名物となっている「スイーツ」。特製ソースがかかったパンケーキです。一口食べると、ちょっとビターな味わい。

苦みの正体、実は木曽地域に古くから伝わる「百草丸(ひゃくそうがん)」に使われているキハダです。「百草丸」は独特な香りと苦みが特徴の胃腸薬。薬にはキハダの皮が使われていますが、実を煮詰めて、あの苦みを再現したソースになっています。

「地元の新名物に」と、このソースを使った「百草スイーツ」が木曽地域の7店舗で提供されているそうです。こちらの店では生クリームやバニラアイスと一緒に提供。大人の味わいです。ちなみに丸い粒は薬ではなく、チョコなのでご安心を。
息をのむエメラルドグリーン 絶景スポットの渓谷へ
続いて向かったのは木曽を代表する絶景スポット・大桑村の阿寺渓谷です。エメラルドグリーンに輝く渓谷。白い川底と透き通る水が光に反射し、「阿寺ブルー」と呼ばれる色彩を生み出しています。

水は冷たく、8月の平均水温は16℃。涼を求めて、この時期は水遊びをする家族連れで賑わいます。遊びに来ていた男の子は「寒いくらい」と一言。暑さを忘れさせてくれる場所です。


涼しげな「水舟」の宿場町へ
旧中山道の須原宿(大桑村)にも足を延ばしてみました。ここは「水舟(みずふね)」という水場が11カ所あり、「水舟の里」とも呼ばれています。水舟は丸太をくり抜いて、まさに舟のような形。水道の普及で徐々に姿を消しましたが、住民たちが復活させました。

山からきれいない水を引き込んだ水舟。この時期は野菜や果物を冷やすのに重宝されています。水舟で冷やしたスイカは格別だそうです。

住民の手でよみがえった町並み。山に囲まれた木曽路の宿場らしい風情が感じられますね。

場所 木曽町日義4800-1
電話 0264-24-0322
営業 11:00~16:00(LO 15:30)
休み 水曜