
標高約1000m、自然豊かな高原に広がる東急リゾートタウン蓼科内「TENOHA蓼科(テノハたてしな)」。2025年7月26日(土)にオープン1周年を迎え、遊び場やショップスペース、ワークスペースなどが、楽しく心地よくリニューアルしました!
ワークショップを通じて森の魅力を体感できる新スポットも誕生し、夏休みに家族で過ごすのにもぴったり。そんなTENOHA蓼科の見どころを、東急リゾートタウン蓼科 TENOHAセクションの橋本ちはやさんに、たっぷり案内してもらいました。
水音涼やか!木製の水車がお出迎え

「TENOHA」とは、「手のひら」と「葉」をかけあわせた造語。全国6カ所に展開する、東急不動産の地域共生施設です。「地域のみなさまとともに手と手をたずさえて、たくさんの葉を増やし、さらに大きな木へと成長していく。そんな場所をめざしています」(橋本さん)

まず迎えてくれるのは、タウン内に新たに登場したシンボル・木製水車。グローサリーショップに続く遊歩道沿いには小川が流れ、水車が奏でる音や涼しげなせせらぎが、目と耳を癒してくれます。

広場には、タウン内で伐採されたカラマツなどでつくられたベンチや木組の遊具などが置かれ、子どもがよじのぼったり、大人はのんびりくつろいだり。思い思いの時間を過ごせます。

広場を囲むループテラス。カラマツの木道が足に心地いい。造作ベンチは、子どもたちにとってはまるでアスレチック!
釣り堀と渓流で、魚釣りや魚つかみを楽しもう

魚釣りや魚つかみができる釣り堀もリニューアルオープンしました。ニジマスとイワナを放流していて、初心者や子どもでも手軽にトライできます。「釣った魚は、スタッフがワタを取り、グリルで塩焼きにしてくれますよ」(橋本さん)。大自然の中で焼きたてを味わえば、忘れられない思い出になりそう…!

魚釣りは1時間1人2000円、魚つかみ30分1500円(それぞれ魚3匹まで)。魚焼きは1匹300円。

すぐ近くの渓流でも、同じ内容で魚釣り、魚つかみが体験できます。「魚が岩などに隠れてしまうので、こちらの方が難易度アップ。釣り好きな方はぜひ挑戦してみてください」(橋本さん)

八子ヶ峰から流れ落ちる澄んだ清流が涼を呼びます。
自由研究にも。「TENOHA TATESHINA Lab.」で、蓼科の自然にふれる体験を

今回新たに、研究所・アトラエ・ギャラリーの3つの機能を持つ「森の素材研究室 TENOHA TATESHINA Lab.(テノハ タテシナ ラボ)」がオープンしました。プロデュースは間伐や剪定のために伐採された樹木をアロマなどの商品に展開することで新しい価値をつけ、森林へ還元する循環サイクルを創出する「yaso(ヤソ)」。
「ここでは森林資源の循環やサステナブルな取り組みを発信しながら、蓼科の森や木にふれて学べるワークショップを開催しています」(橋本さん)

タウン内で採れる植物の標本がずらり。多彩でユニークな色と形に見入ってしまいます。

蓼科で伐採された樹木を使い、蒸留して精油に。

森の草木の叩き染めワークショップ風景。まずはラボの周辺で好きな植物を摘み、フレッシュな状態の葉や枝や草を叩いて、ハンカチか手拭いに染めていきます。「こんなにカラフルに染まるなんて、驚きです!」(橋本さん)


他にもラボ内の簡易蒸留機で草木を蒸留し、香りを抽出。蒸留水を使ったルームスプレーづくりや植物標本作りも体験できます。ワークショップの詳細や予約は、TENOHAインフォメーションセンターへ。
地域の魅力満載のグロサリーショップでお土産選び

「TENOHA TATESHINA Lab.」を手がける「yaso(ヤソ)」によるショップ「EMMA’s FOOD & GROCERY(エマズ フード アンド グローサリー)」も誕生しました。
グローサリーショップでは、選りすぐりの食材や環境に配慮した日用品をラインアップ。「リゾート滞在者はもちろん、ドライブ途中の方や地域住民の方もふらりと立ち寄っていただけます」(橋本さん)

コンセプトは「食と暮らしを楽しむ」。季節の素材を生かした体にやさしいお弁当やおにぎり、バイヤーが厳選した調味料などがショップに並びます。

EMMA’sオリジナルの食品や使い勝手のいい日用品など、ふだんの暮らしをちょっと豊かにしてくれるアイテムばかり。

この日は枝豆やトマト、トウモロコシなど、みずみずしい採れたての蓼科野菜も。

地元の日本酒やワインは蓼科土産にぴったりです。なんと、4種が気軽にテイスティングできる自販機バーも(4種各50ml 700円)。きっとお気に入りが見つかるはず。

橋本さんのイチオシは、蓼科に自生するカラマツの枝葉で香りづけした「カラマツライトエール」。「新緑の森を思わせる、爽やかで飲みやすいビールです」。ラベルも素敵!

「yaso」のエッセンシャルオイルやハンドソープなどが並ぶフレグランスコーナー。テスターでぜひ香りを試してみて。

東急リゾートタウン蓼科で間伐されたカラマツを活用したオリジナル商品「TATESHINA by MORIGURASHI」のルームミストとキャンドル。

カラマツをベースにしたお香も。日常の中でも蓼科の森を感じられるアイテムです。
自家製ソーセージと高原野菜のホットドッグに夢中!

ショップの奥に広がるカフェ「EMMA’s HOTDOG」では、ルックスも味わいもときめく自家製ソーセージのホットドッグが味わえます。
メニューは左から、信州産鹿肉のジビエソーセージにブルーベリーソースをのせたスペシャリテ「蓼科ジビエ」1400円(セット2000円〜)、信州ポークのソーセージに目玉焼き、チェダーチーズ、ズッキーニ、トマトマリネを挟んだ「ニュージャージー」1200円(セット1800円〜)、信州ポークのオリジナルソーセージ×ザワークラウトのシンプルな組み合わせ「エマスタンダード」900円(セット1500円〜)。

昨年大好評だったかき氷も登場!長野県産ルバーブとストロベリーのかき氷1500円。「ほかに、八ヶ岳牛乳を使った濃厚なミルクソフトも人気なんですよ」(橋本さん)

動物などが描かれた壁のアートワークがかわいい。

大きな窓から木々を眺める気持ちのいいカフェ。

右の建物がグローサリーショップ&カフェ。テラス席や芝生の広場など、思い思いの場所で味わって。
ワークスペースがリニューアル。森の中では仕事がはかどる!?

ワーキングスペース「ワークラボMORIGURASHI」もリニューアル。豊かな自然に囲まれたウッディな建物で、ゆったり集中して仕事ができる空間です。入り口のテーブルとカウンターは、無料で使えるフリースペース。奥には有料の会議室1室や個室6室もあります。前日まではオンラインで、当日は電話で予約できます。

「緑を眺めてリラックスできるチェアも用意しています。のんびり読書を楽しむ方も多いですよ」(橋本さん)
蓼科の魅力を発信するインフォメーションセンターにも立ち寄ろう

建物のあちこちにカラマツの間伐材を配したインフォメーションセンターは、「地域環境」と「自然環境」、それぞれと向き合い共創していく拠点として、昨年7月にオープンしました。TENOHA蓼科の案内はここにおまかせ!「電動アシスト付きEバイクのレンタルもおすすめです」(橋本さん)

オリジナル商品「TATESHINA by MORIGURASHI」もこちらで販売しています。カラマツで草木染めしたトートバッグは、なんともいえない風合いが魅力です。

靴の中に入れたり、クローゼットにかけたりして、カラマツのほのかな香りを楽しむオリジナルのサシェ。

「間伐材を使ったオリジナル巣箱作りやマイキーホルダー作りなど、クラフトワークショップも開催しています。親子でぜひ楽しんでみませんか?」(橋本さん)

爽やかな高原で、多彩なアクティビティや学びの場を提供する最新スポット「TENOHA蓼科」。蓼科の自然の豊かさを五感で慈しみ、心身がリフレッシュする1日を!
◾️HP:https://www.tateshina-tokyu.com/tenoha/
◾️住所:茅野市北山字鹿山4026-2 東急リゾートタウン蓼科内
◾️TEL:0266-69-3230
◾️営業時間:9時〜17時
◾️定休日:水曜(2025年8月は無休)
◾️料金:入場無料
◾️駐車場:96台(おもいやり駐車場2台、車椅子専用1台含む)