9/5(金)開業「界 奥飛騨」山岳温泉の醍醐味を五感で味わう! 奥飛騨ならではの温泉体験

北アルプスの雄大な山々に囲まれた奥飛騨温泉郷に、2024年9月5日(金)に新たな温泉旅館が誕生しました!
星野リゾートが手がける「界」ブランドの24施設目となる「界 奥飛騨(かい おくひだ)」。東海地方での初開業となります。
コンセプトは「山岳温泉にめざめ、飛騨デザインに寛ぐ宿」。山岳温泉の魅力と飛騨の伝統工芸が融合した、これまでにない温泉体験を提供する宿として注目を集めています。その魅力を十分にご紹介します♡

日本屈指の湯量を誇る「奥飛騨温泉郷」そこはまるで【別世界】

松本ICから国道158号線で上高地方面に向かい、安房トンネルを抜けると目の前に広がる「奥飛騨温泉郷」。
バスターミナルのあるエリアにある平湯温泉にはじまり、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つの温泉地から成り立っています。3,000m級の北アルプス・飛騨山脈の麓にあり、【山岳温泉】の情緒が漂います。

温泉郷には100を超える源泉があり、温泉の湧出量は毎分37,000リットルと国内屈指の湯量を誇り、贅沢な“かけ流し”で温泉を楽しむことができます。

山の澄んだ空気に包まれ、野趣あふれる湯量たっぷりの温泉郷。他の温泉地では味わえない圧倒的な山の癒しのパワーにあふれています。
こんなに「別世界感」を味わえる温泉郷は他にあるだろうか…いや無い。(筆者の大推し温泉!)

今回「界 奥飛騨」が開業したのは平湯温泉エリアですが、さらに山深い4つの温泉地にも日帰り温泉や足湯があり、外湯めぐりも楽しめます。

星空や雪の回廊をイメージした幻想的な大浴場

大浴場には内風呂と露天風呂があり、露天風呂は奥飛騨の豪雪地帯に見られる雪の回廊をモチーフにデザインされています。


頭上にぽっかりと穴が開いた形状で、視界には白い雪のような壁と空しか見えません。丸みを帯びた滑らかな壁に包まれながら、切り取られた空とこんこんと湧く湯の音を楽しめます。夜には、澄んだ空に輝く星々を眺めることもできそうです。

内風呂には、源泉かけ流しの「あつ湯」と、心身ともにリラックスできる「ぬる湯」の2つの浴槽があります。泉質は中性で、メタけい酸とメタほう酸を多く含み、肌に優しいお湯です。奥飛騨温泉郷全体には100以上の源泉があり、単純泉、硫黄泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉など様々な泉質を楽しめます。「界 奥飛騨」のお湯は、外湯巡りの後に浸かる「治し湯」としても最適です。

雪の回廊をモチーフにデザインされた露天風呂
内風呂の源泉かけ流しの「あつ湯」、心身ともにリラックスできる「ぬる湯」

飛騨の匠の技が光るモダンな客室

また飛騨は森林資材にも恵まれ、古くから高い木工技術が受け継がれてきたエリアです。その技術が重宝され、飛騨から都へ人材を派遣するという「飛騨の匠」制度があったほど。「界 奥飛騨」では飛騨高山地方の伝統的な工芸や技術の髄を、モダンな形で各所に織り交ぜています。
全49室の客室は、すべてが「飛騨MOKUの間」と名付けられたご当地部屋です。高山祭の豪華絢爛さを思わせる「紅」の色使いが印象的な内装には、飛騨の伝統工芸が随所に取り入れられています。飛騨春慶のウォールアートや、飛騨染めのオリジナルクッションが、部屋に彩りを添えます。

特に目を引くのは、曲木をモチーフにしたヘッドボード。
飛騨地域を代表する広葉樹であるブナ、タモ、サクラ、ナラの木のグラデーションが、寝台を優しく包み込みます。また、地元の家具メーカー・飛騨産業による曲木チェアや、800年の歴史を持つ山中和紙の行灯が、飛騨の伝統と技術の粋を感じさせます。

4ベッドが並ぶファミリータイプの部屋

全客室の半数を超える28室には、専用の露天風呂と濡れたまま上がれるソファーが備わっており、贅沢な温泉時間を楽しめます。

露天風呂付の個室
濡れたまま上がれるソファーで涼める

地元の食材と技が織りなす「奥飛騨の味覚」

温泉宿のお楽しみの一つである、お料理。「界 奥飛騨」では、地元の食文化を活かした会席料理を楽しむことができます。夕食は半個室スタイルの食事処で提供され、その中でも特におすすめなのが「飛騨牛の朴葉つと焼き」です。郷土料理である「朴葉焼き」をアレンジし、朴葉で包まれた飛騨牛を、好みの焼き加減に仕上げて味わえます。

地元の食材(手前)を豊富にとりいれた夕食

料理の盛り付けには、この地方で長く愛されてきた「囲炉裏端(いろりばた)」を思わせるデザインの古材が活用されており、飛騨の風情を感じながら食事を楽しめます。この演出、とても素敵ですよね。

囲炉裏を模した木箱で提供される先付け
飛騨牛の朴葉つと焼き

朝ごはんもボリュームたっぷり。干し野菜やえごまを使用した、飛騨ならではの食材を取り入れた和食膳です。

朝食の一例 

地元の新鮮な食材と、伝統的な調理法が融合した奥飛騨ならではの味覚は、旅の思い出をさらに豊かなものにしてくれます。

「飛騨の匠体験」「温泉いろは」「朝の体操」など過ごし方もさまざま

各地にある界では地域の文化を体験できる「ご当地楽(ごとうじがく)」が開催されています。「界 奥飛騨」では、「飛騨の匠体験」と題したプログラムを通じて、1300年以上の歴史を持つ飛騨の匠の技に触れることができます。自分で木を曲げて、オリジナルの風呂敷を結ぶための曲木ハンドルを作る体験は、飛騨の森林資源と伝統技術への理解を深める貴重な機会です。
実際に木材に触れてものづくりをする時間は、想像以上に心が癒されます。

また中庭や山を眺めながらゆったりと過ごせる足湯も。「温泉いろは」では温泉の泉質や温泉地の解説を聞くこともできます。

朝は中庭で、体操が開催されています。山々から昇る朝日を感じながらゆっくりと身体を目覚めさせる体操です。木を切るポーズで全身をほぐします。


「界 奥飛騨」は、山岳温泉の魅力と飛騨の文化を融合させた、新しい温泉旅館です。
中庭の回遊、幻想的な大浴場、伝統とモダンが調和した客室、地元おいしいの味覚、そして匠の技に触れる体験と、五感で楽しむ奥飛騨ならではの滞在が、心に残る思い出となることは間違いありません♪
どんどんと気温が下がり始めるこの季節、ぽかぽかあたたまる温泉旅行の計画はいかがでしょうか。

界 奥⾶騨(かい おくひだ)
■住所
岐⾩県⾼⼭市奥⾶騨温泉郷平湯138番地
■電話
050-3134-8092(界予約センター)
■客室数
49室(露天⾵呂付き客室 28室)
客室内訳 :特別室(定員2名)2室、露天⾵呂付き洋室(定員3名)26室、和室(定員1〜4名)19室、愛⽝ルーム(定員3名)2室
■料⾦
1泊 31,000円〜(2名1室利⽤時1名あたり、税・サービス料込、⼣朝⾷付)
■付帯施設
フロント、ショップ、離れ棟(トラベルライブラリー、⾜湯)、⾷事処、⼤浴場(男⼥別、露天⾵呂各1、内⾵呂各1)、湯上がり処、湯上がりテラス、中庭
■アクセス
平湯バスターミナルより徒歩約4分、中部縦貫⾃動⾞道・平湯ICより⾞で約3分
■ウェブサイト
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiokuhida/
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