復活&リニューアルした信州の「愛されグルメ」。中野市から紹介するのは今年1月にオープンした「麺堂そうげん」。かつて中野市にあった中華料理店の名物メニュー「つけ焼きそば」を復活させ、台風災害も乗り越えて営業中です。
鶏白湯ラーメンなどが人気の「そうげんラーメン」を手掛けるオーナーの有賀邦宏さん。中野市に古くからあった中華料理店「大龍」の名物焼きそばが忘れられなかったと言います。「気づいたら閉店されていたので、自分が作ってしまえば」と、2年かけて味を復活させ、2018年に長野市豊野に専門店を開きました。

2玉使用のボリューム満点!タレの秘密は味噌ベース
こちらが「中野つけ焼きそば」。新潟県の製麺所から仕入れる「せいろ蒸し麺」を2玉使用。焼き色がつくまで炒め、キャベツ、モヤシ、ニラ、干しエビが入っています。

麺は有賀さんがこだわり抜いた「タレ」をつけて食べます。ベースは味噌ですが、ニンニク、ショウガ、野菜、果物、香辛料などが入っていて、「しょっぱい、辛い、甘い、強めの味です」と有賀さん。

少しずつタレをつけて、味を調節しながら食べるのがコツ。香ばしくもモチモチ感のある麺、シャキシャキ感を残した野菜、濃いタレが一体となって、一度食べたら忘れられない味! もちろん食べ応えも抜群です。
台風災害を乗り越え、再出発
豊野の店は順調にスタートしましたが、2019年、台風災害に遭い、閉店を余儀なくされました。それから6年、中野市に店を構え、再出発を果たしました。

もう一つの看板メニュー「地鶏白湯と煮干しのラーメン」
店にはもう一つ、看板メニューがあります。得意の信濃地鶏と煮干しを使ったスープのラーメンです。醤油ベースのタレにチー油を加えた奥深い味わい。スープがよく絡む中太麺を使い、チャーシューやネギなどをトッピングしています。

見た目はこってりしていますが、スープはすっきり。鶏と煮干しの存在感はバランス良出ていて、飽きのこない味わいです。

「麺堂の堂は『お堂』の堂なんです」と有賀さん。「多くの人が集い、食べて元気になってもらえる場所にしたい」と語ってくれました。

場所 中野市草間1511-6
電話 0269-54-0748
営業 11:00~14:00
17:30~21:00(LO20:30)
休み 火曜夜