2025年7月8日、長野県長野市権堂の路地裏に、香り高い“あごだしラーメン”を主役に据えた新店「中華そば Sasa」がオープンしました。「つけ蕎麦 尚念」や「中華そば 俺ん家」の跡地と聞けば、長野市のラーメンファンであればピンとくる方も多いのではないでしょうか。このラーメンの聖地に、確かな実力を持った新星が降り立ちました。
食べ歩きの末に辿り着いた、あごだしへの情熱
諏訪市出身の店主・笹川薫さんは、複数のラーメン店で勤務した経験を持つ実力派。数々の名店を食べ歩くなかで出合った「あごだしラーメン」の奥深さに魅せられ、「いつか自分の理想のあごだしラーメンを提供したい」と、長年の夢を形にしました。
「あごだし」とは?その旨味と香りの秘密に迫る!
「あごだしラーメン」は、高級食材であるトビウオの煮干しを贅沢に使ったラーメンです。一般的な煮干し出汁とは一線を画す、上品ながらも奥深い旨味と、豊かな香ばしさが特徴。クセが少なく、一口食べれば、あごだしの魅力にきっと引き込まれるでしょう。
鶏・豚不使用!あごの旨味を凝縮した究極の「中華そば」
看板メニューの「中華そば」(900円)は、醤油としおの2種類。特筆すべきは、鶏や豚を一切使用せず、あごだしのみで勝負している点です。あごの煮干しは、頭やはらわたを丁寧に取り除き、雑味が出ないよう工夫されています。香味野菜と共にじっくりと旨味を抽出したスープは、まさに黄金色。さらに、ラードにあごの旨味を移した香味油や、かえしの醤油ダレ・塩ダレからもあごの風味が感じられるという徹底ぶり!まさに、あご尽くしの贅沢な一杯を堪能できます。
話題の「酒井製麺」とのコラボ!手もみの平打ち麺
麺は、最近オープンした話題の新店(信州千曲中華蕎麦 紋・豚骨醤油ラーメン チートデイ・麺屋 東雲)がこぞって取り入れている話題の「酒井製麺」によるもの。太めの平打ちちぢれ麺を手もみで提供しており、多加水ならではのツルツルとした柔らかめの食感が特徴です。麺量は150グラムと食べ応えも十分で、あごだしスープとの相性も抜群です。
トッピングには、低温調理でしっとりと仕上げられた肩ロースのチャーシュー、コリコリとした食感が楽しい細メンマ、シャキシャキの白髪ねぎ、そして彩り豊かなかいわれが添えられ、見た目にも美しい一杯です。
手作りにこだわったサイドメニュー
ラーメンだけでなく、サイドメニューにも一切の妥協なし。手包みの「餃子」(420円)は肉汁たっぷりでジューシー。「チャーハン」(600円)や「チャーシュー丼」(450円)もすべて店内で手作りされています。「出汁巻き玉子」(550円)、「ポテトサラダ」(400円)、「野菜炒め」(500円)などのおつまみ系メニューや、アルコールも各種そろい、居酒屋使いもできるのが魅力です。
「上品で奥深い“あご”という素材の魅力を、最高の一杯に込めました。ぜひ一度、味わってみてください」と語る店主の笹川さん。今後はつけ麺の提供も予定しており、ますます目が離せません。
「中華そば Sasa」がもたらす、あごだしの革新。長野ラーメンの未来を感じる一杯を、お見逃しなく。
●オープン日
2025年7月8日(火)
●住所
長野県長野市鶴賀権堂町2212-16
●電話番号
非公開
●営業時間
11時~14時(13時30分LO)、18時~深0時(23時30分LO)
●定休日
日・月曜
●席数
7席
●駐車場
なし
https://www.instagram.com/sasa250701/
●X
https://x.com/sasa20250701