長野県上田市の「ツルヤ上田中央店」付近の路地裏に、1杯400円で朝ラーメンが食べられる「上乃家」が2025年6月6日(金)にオープン。看板メニューは、千葉県富津市の竹岡地区で生まれた”竹岡式ラーメン”。
“竹岡式ラーメン”の主な特長は、スープの濃い醤油味。竹岡地区は漁師町として栄えているため、濃い味付けのラーメンが食文化として定着したそうです。
「上乃家」で提供される竹岡式ラーメンは、同市で70年以上の歴史がある老舗「梅乃家」のレシピをそのままに、長野県民に合うように独自にアレンジ。また、店内ではタイの食品販売を行っているほか、本場の味わいを再現した屋台グルメ「汁そば」も朝ラーメンで提供しています。

「上乃家」は朝8時から営業。「長野県ではまだ一般的ではない”朝ラーメン”の文化を広めたい」という店主・伊藤さんの思いがきっかけです。
INDEX
◆「上乃屋」の店主・伊藤さん
◆竹岡式の「ラーメン」を朝ラーで!
◆ランチメニューはチャーシュー5枚が乗った竹岡式ラーメン
◆朝飲み&昼飲みができるハッピーアワー
◆「上乃屋」の店主・伊藤剛司さん
店主の伊藤剛司さんは、月に30杯以上、累計で1万杯以上のラーメンを食べてきた筋金入りのラーメン好き。その情熱から千葉県のラーメン店で修業し、独立。その際に、竹岡式ラーメンの元祖である「梅乃家」の店主さんからレシピを伝授してもらったそう。店名の「上乃家」も、同店へのリスペクトを込めて名付けたそうです。また、伊藤剛司さんは社会労務士や行政書士の資格も持っているほか、Webデザイナーとしての一面も。飲食業では、今後タイで日本食レストランを開くことも計画しているそうです。
◆看板メニュー、竹岡式の「ラーメン」を朝ラーで!

朝営業の「ラーメン」(400円)
千葉県の3大ご当地ラーメンとして知られている”竹岡式ラーメン”。伊藤さん独自のアレンジで鶏油がほのかに香り、しょっぱすぎないマイルドな味わいです。

竹岡式ラーメンは乾麺を使うのが伝統。「上乃家」では、「都一(みやこいち)」の乾麺を使用。プツプツを歯切れの良い乾麺特有の食感が味わえます。

豚バラチャーシューは、醤油ダレと脂身の甘みのバランスが良い味わい。2時間以上しっかり煮込まれているため、噛むほどに味が広がります。

左は竹岡式ラーメンでよく使われている「たまき醤油」。「上乃家」のタレに使われている醤油は、江戸時代から続く製法で、前年に仕込んだ一番良い”もろみ”を使った宮醤油の「かずさむらさき 特選醤油」。

卓上調味料も充実。竹岡式ラーメンの味変で、伊藤さんのおすすめは「自家製フライドガーリック(写真左から2番目)」と「ブラックペッパー」。個人的にはブラックペッパーが好み。機械式のミルなのでいつでも挽きたて。香り高く、シンプルなスープと相性抜群!

朝ラーメンは3種類。タイの屋台で提供されている「汁そば」や昔懐かしい昭和の味わいが特長の「中華そば」も並びます。また、子どもから学生は終日ライス無料!「子どもが気軽に来て、お腹いっぱい食べられるラーメン屋にしたい」と伊藤さん。
◆ランチメニューはチャーシュー5枚が盛られた竹岡式ラーメン!

ランチメニューはチャーシューが5枚も盛られた竹岡式ラーメン(600円)。お好みでトッピングも可能。14時半まで注文できるため、遅めのランチにもぴったり。
◆朝飲み&昼飲みができるハッピーアワー

ビールをはじめ、各種アルコールも提供。ラーメン屋ならではの「チャーシューメンマ」や「熊本産馬刺し」もおつまみで提供しています。13時までのハッピーアワーは、サントリーの中瓶が300円というお得な価格で飲めますよ。

店内はテーブル席2つの合計8席。タイの食品販売店「サワディフーズ」としても営業しているため、食品のみを購入することも可能です。

駐車場は2台。近くに有料パーキングもあります。
(取材&text:Web Komachi編集部 田中佑人)
(うえのや)
●オープン日
2025年6月6日(金)
●住所
長野県上田市中央2-21-16
●電話番号
0268-71-6694
●営業時間
8:00~15:00(14:30LO)
朝ラーメン:8:00~11:00
ランチ:11:00~15:00
●定休日
火曜
●席数
8席
●駐車場
2台
●X
https://x.com/ueda_ramen