ついに6/1(日)まで!『深堀隆介展』金魚と水面の揺らぎが生み出す幻想と現実の狭間 サントミューゼで開催中@上田市

金魚が水中を優雅に泳ぐ姿。その美しさと儚さに魅了され続ける美術作家・深堀隆介の大規模個展が、上田市のサントミューゼ(上田市立美術館)で2025年6月1日(日)まで開催されています。
『深堀隆介展 〜水面のゆらぎの中へ〜』と題された本展は、初期作品から最新インスタレーションまで約300点を一挙に紹介する貴重な機会となっています。ついに会期も残すところあと10日になりました。

まるで本物!「2.5Dペインティング」が生み出す金魚の世界

深堀隆介さんといえば、透明樹脂にアクリル絵具を何層にも重ねて描く独自の技法「2.5Dペインティング」で知られています。この斬新な手法によって生み出される金魚たちは、まるで目の前に水があり、生きた金魚が泳いでいるかのような不思議な感覚を私たちに与えてくれます。

その驚くべきリアリズムの裏には、深堀さんの繊細な感性が息づいています。作品をまるで生きているかのように「見せる」一方で、それが命を持たない「絵具の積層」であるという事実に向き合う姿勢。この「幻影と物質の同居」という美術における根源的なテーマが、深堀芸術の魅力です。

心揺さぶる金魚の世界を堪能できる特別な展覧会

本展では、深堀さんの代表作「金魚酒」シリーズをはじめ、初期の立体作品から絵画、映像、そして新作を含む大規模インスタレーションまで、幅広い作品群が展示されます。深堀さんが一貫して取り組んできた金魚の造形に改めて光を当て、「描くこと」「リアルであること」に対する作家の思いに触れることができます。

虚実の狭間をたゆたうように私たちを誘う、<金魚繚乱>の世界。水面のゆらぎの中で交錯する現実と幻想の境界線を、ぜひご自身の目で確かめてみませんか?

『深堀隆介展 〜水面のゆらぎの中へ〜』
会場: サントミューゼ 上田市立美術館 企画展示室
期間: 2025年3月20日(木・祝)~6月1日(日)
休館日: 火曜日(祝日の場合はその翌日)
開館時間: 9:00~17:00(最終入場は16:30まで)
料金: (一般)前売1,100円・当日1,400円、(高校生・大学生)前売800円・当日1,000円、(小・中学生)前売700円・当日500円
ウェブサイト: https://www.santomyuze.com/museumevent/fukahori-riusuke_2025/

※前売券は2025年1月18日(土)~3月19日(水)まで各プレイガイドにて販売しています
※未就学児は入場無料です(保護者の同伴が必要
※障害者手帳携帯者は半額、その介助者は1名無料です(障害者手帳をご提示ください)
※高校生以上は学生証をご提示ください

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