【スペシャルインタビュー】が～まるちょば　猛烈・炸裂　ドッカンコメディ！！＠長野市

小さなお子さんからご年輩の方まで、幅広い世代で一緒に笑って楽しむことが出来るライブパフォーマンスショー『が～まるちょば　猛烈・炸裂　ドッカンコメディ！！』が、10月20日（日）に長野市のホクト文化ホールで開催されます。

長野での公演に向けて「が～まるちょば」ことHIRO-PONさんから、今回のライブに込めたコメントをいただきました。スペシャルインタビューでお届けします！

世界が笑う、サイレントコメディー

Q.今回の公演について教えてください

今回の公演、正式なタイトルは
”世界が笑う が〜まるちょばのスーパースペシャル・ダイナマイト・エンターテインメント！猛烈・炸裂・ドッカンコメディー‼︎”　です。

内容はパフォーマンスライブになります。言葉を使わずパントマイムにマジック、楽器演奏をチョロっと交えたコメディーで、会場が一体となって楽しめます。喋らないのに？と思われるかもしれませんが、言葉が無いからこその面白いパフォーマンスになります。海外から招待されるのも、そんなパフォーマンスをしているからですね。

言葉の壁を飛び越えるので、国籍はもちろん性別も年齢さえも関係ない、老若男女で楽しめる公演です。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、彼氏、彼女、ボク、わたしがひとつのモノを観て笑って楽しめる、世界でも数少ないエンターテインメントだと思います。

Q.見どころを教えてください

言葉が無いのに笑えちゃうコメディーで、日本に居ながらにして、世界標準のパフォーマンスを楽しめます。しかも、舞台にはたったひとり、が〜まるちょばしか出て来ません。何せ言葉を使わないパフォーマンスなので言葉での説明は非常に難しい。

「パネルの裏をまるでエスカレーターがあるかの如く降りて行く」なぁんて言葉で説明しても、何ひとつ面白くないですもんね。百聞は一見に如かず！ということで、会場に足を運んで頂いて、その目で確かめて頂けたらと思います。

天から降りてきた「パントマイム」という啓示

Q.パントマイムを始めたきっかけは？

若い頃、なんで生まれて来たんだ？生きるってなんだ？ひとりで何か出来ないか？どうせ生まれて来たのだから、多くの人の中で生きられないだろうか？などなど考えていました。喋ることが苦手だったこともきっかけのひとつだったかもしれません。そしてアルバイトをしている時、降って湧いたように「パントマイム」と思い立ち、パントマイムのことなどほとんど知らずに、これが全う出来なければ何をやってもダメだろうと覚悟して始めました。

パントマイムを習い、公演をするようになってお客さんの前に立ち、多くの人にお世話になって、ひとりでは生きていけない、ひとりで生きているわけではないとパントマイムに教わることになります。生きることの意味は今もってわかりませんが、自分の舞台を多くの人に観ていただく為に、喜んでいただく為に努力する事は、自分が生まれて来た意味のひとつなのかもしれませんね。

Q.そもそもパントマイムとは？

多くの方が言葉を使わずに無いものを有るように見せる技術を、パントマイムだと認識しているかと思います。確かにそれもパントマイムではあるのですが、それだけではジェスチャーとなんら変わりがなく、そこに何があるのかを伝えるだけのものになってしまいます。笑ったり泣いたり怒ったり、目には見えない、言葉に出来ない思いや心の動きをも、言葉を使わずに感じてもらう表現こそがパントマイムだとボクは思っています。

因みにイギリスでは、パントマイムというと年末に行われるお芝居のことで、日本のそれとは別物になります。もっというとパントマイムをやる人のことを”パントマイマー”とは世界では言いません。マイム・アーティスト、もしくはマイムでも通じます。

Q.パントマイムの楽しみ方とは

言葉も使わず、物も使わずに表現するパントマイムは、観たものが想像することで言葉以上の言葉に出来ないものが伝わり、心が動くものです。笑いも心の動きですからね。ですが、今回の”ドッカンコメディー”はそうではありません。観たまんま、想像する余地を与えずに笑ってもらうパフォーマンスになっています。

ただ、笑いのツボは人それぞれ。言葉の意味を理解することで笑えるものとは違って、感性に直接訴え掛ける笑いになりますので、お子さんの感性が受け止めたものは、時に大人と全く違ったりしますし、逆に昭和を生きた年輩の方々にはアナログな笑いが、懐かしくも感性に直接響くかもしれません。というように、言葉を使わないパフォーマンスは観た人それぞれ違う楽しみ方が出来るのも特徴かと思います。

ドッカンと効くエンターテインメントを長野で

Q.長野県の印象は？

海外から帰って来たらまず蕎麦を食べる蕎麦好きなので、信州そばの印象があります。もちろん”信州そば”大好きです。冬季オリンピックの印象も強いですね。

Q.長野のファンにメッセージをお願いします！

ボクの仕事はパントマイムというエンターテインメントです。
エンターテインメントは衣食住のそれとは違い、生きる上で必ずしも必要では無いものかもしれません。空腹や暑さ寒さ、雨風をどうにか出来るものではありませんからね。怪我や体の痛みを治す薬に取って代わる事も出来やしない。

でも、でもです。誰もが良くも悪くも、毎日の生活で心動かしていると思うんです。心なんて見えもしないし、どこにあるのかも分からないけれど。そして、誰しもが心豊かになることを望まないわけはないと思っています。

そこでそう、エンターテインメントです。日常には無い劇場での時間は、空腹や暑さ寒さ、雨風はどうすることも出来ないけれど、食べても着ても休んでも補えない、心ってやつには猛烈にして炸裂し、ドッカンと効き目があるかと思うのです。

是非是非、劇場に足をお運び頂き、直接その目で今回のエンターテインメントを楽しんで頂けたらと思います。劇場でお待ちしています。