2023年11月29日、佐久市新子田にオープンした『cafe Holz(カフェホルツ)』。
美しく立派な平屋の古民家をリノベーションしたカフェレストランです。営業は10時〜18時、食事はランチタイムのみの提供のお店です。
造りにこだわり「古き良き日本」を感じる日本家屋。
客間2部屋を繋げた店内は広々としており、大きな窓からは庭がのぞめます。
欄間(らんま)などの造作も立派。床はリノベーション時に無垢材を敷いており、木の温もりが最高。
カウンター席もあり、ひとりでも入りやすい雰囲気。
奥には個室もあります。この日は小さなお子様連れのご家族がいらっしゃっていました。
薪ストーブがあたたかい!日本家屋=寒いというイメージを払拭する、ほんわりとした温もりが満ちる店内。
炎を眺めたいなら、目の前のソファ席がおすすめです。
ストーブの前にはロッキンチェアも。ここは特等席ですね♪
東京から佐久へ移住したオーナー中村さん
オーナーの中村尚哉さん。
東京にあるNYスタイルのレストランバーで勤務していた中村さんは、昨年9月に奥様とともに、佐久市へ移住。奥様の祖父母の自宅をリノベーションし、2023年11月に「cafe Holz(カフェホルツ)」をオープンしました。
「部屋に関してはあまり手を加えていないんです。」との言葉通り、元の日本家屋の良さを存分に活かしつつ、床やキッチンをリノベーション。オープンキッチンで開放感のあるお店に仕上げました。
ランチは4種類 みずみずしい鶏ムネ肉のローストが絶品だった!
11時〜15時のランチタイムでは、4種類のメニューから選べるスタイル。
定番は「ソースカツ丼」「ポークビンタルーカレー」。月替わりで肉料理とパスタが加わります。
今回は肉料理の「塩麹でマリネした鶏ムネ肉のロースト(自家製パン、サラダ、スープ付き/1400円)」をチョイス。
この「塩麹でマリネした鶏ムネ肉のロースト」、最高に美味しい…!!
鶏ムネ肉から連想するパサパサの食感とは無縁の《みずみずしい弾力》があり、食感がたまりません。塩麹の優しい塩味と、パンチのあるグリーンソースの相性が抜群!ボリュームがありながらも、どんどん食べられてしまう魔法の一品です。
オーナーの中村さん「鶏ムネ肉は焼き加減にこだわっていて、火の入り具合を細かく都度確かめながらローストしています。塩麹に漬けることでしっとりとした食感になります。グリーンソースはバジル、タラゴン、チャイブの3種類のハーブを使ってパンチのある味に仕上げています。」
自家製パンはややハードめで、しっかりと小麦の味を感じます。サラダはケール、サニーレタス、ベビーリーフ。
スープは「ごぼうのポタージュ」。優しい甘さでとても美味しくいただきました。
こちらにセットドリンクもついて1400円で頂けるなんて、幸せすぎる…と思う内容でした。素晴らしい~!
著名人もうなる絶品の「チーズケーキ」 こちらも”味と食感”が最高だった
セットドリンクのコーヒーは東京初台にある「G☆P COFFEE ROASTER」で、オリジナルブレンドで焙煎してもらっているそう。深煎りでバランスが良く飲みやすい中に、どこかほんのり独特のアロマを感じる、印象深い味わいです。
素敵なコーヒーカップは益子焼き。お店で使っている器は益子焼きで揃えているそうです。
そして特筆すべきがこのチーズケーキ!!(500円)
しっかりとした見た目からは想像できない、口のなかで溶けるような、トロッとなめらかで柔らかい食感。さわやかな甘みとチーズがどちらも主張しすぎずマッチした、最高のバランスです。今まで食べたチーズケーキとはちょっと違う!
こちらは中村さんのオリジナルレシピのチーズケーキで、東京のお店で出していた際に、多くの著名人に愛されれていたという逸品です。
ランチタイムは予約必須!カフェタイムもおすすめ
取材に伺った日、ランチタイム(11:00〜15:00)は満席。
行きたい日があれば、早めに予約したほうがベターです。
14時以降はカフェ営業となっているので、ケーキを食べにいくこともできますよ!チーズケーキの他にも「バナナケーキ」や「ショコラテリーヌ」なども選べます。
ドリンクはコーヒーやカフェラテはもちろん、クラフトコーラやクリームソーダなど、カフェなメニューも多々揃っています。
食事は美味しく、デザートも最高なカフェホルツ。ご近所の方はもちろん、足を延ばしてでも行きたいお店です♪
住所:佐久市新子田1788-1
営業時間: 10:00-18:00(ランチタイム 11:00-15:00)
定休日:月、火
TEL/FAX:0267-88-8233
Instagram:https://www.instagram.com/cafe_holz_saku/
(photo&text:Ayako Ide)